たかのプロ野球雑談記

野球が好きな大学生です。野球メインでたまに漫画の話もします。

プロ野球の歴史における〇〇砲一覧

プロ野球の歴史に於いて、一つの打線の中に長打力のある2人以上の選手がいる時〇〇砲という愛称がつくことがある。

今回はその中でも特に有名な5つの〇〇砲を紹介していく。

 

1.ON砲

 

初めに紹介するのは、〇〇砲の中でも最も有名と思われる巨人の王貞治長嶋茂雄のON砲。3番王貞治、4番長嶋茂雄のコンビで、1965年から1973年の巨人のV9に貢献した。

ON砲の名前は虎党のデイリースポーツによって、MMキャノン(MLBヤンキースロジャー・マリスミッキー・マントルのコンビ)を倣って付けられた。

通算アベック本塁打は106本で、これはNPB記録である。

最初のアベック本塁打は天覧試合として知られる1959年6月25日の阪神戦で生まれる。王は7回裏に、長嶋は5回裏とサヨナラとなる9回裏に本塁打を放った。

2000年の日本シリーズ長嶋茂雄率いる巨人と王貞治率いるホークスのON対決で、軍配は巨人に上がった。

 

2.YK砲

 

次に紹介するのは広島の山本浩二衣笠祥雄のYK砲。2人とも1946年生まれの広島一筋の選手で、赤ヘル打線を牽引した。

アベック本塁打は日本プロ野球歴代2位の86本である。

衣笠は2215試合の連続試合出場日本記録を持ち、国民栄誉賞も受賞している。

山本は、本塁打王を4度、打点王を3度、首位打者を1度獲得するなど日本球界を代表する4番打者であった。

 

3.AK砲

 

西武の秋山幸二清原和博のAK砲も多くの野球ファンの記憶に残っているコンビだろう。

1986年から秋山がホークスに移籍する1993年にかけて西武の黄金期を支え、この期間には7度のリーグ制覇、6度の日本一を達成している。

この2人は三振数が多く、通算3021試合出場の日本プロ野球記録を持つ中日の谷繁元信が1838三振で抜くまで、清原の1955三振、秋山の1712三振でプロ野球通算三振数の1位、2位を占めていた。

バークレオを加えたクリーンナップはAKB砲、デストラーデを加えたクリーンナップはAKD砲と呼ばれていた。

 

また、阪神新井貴浩金本知憲の2人を指してAK砲と呼ぶこともある。

 

4.MK砲(巨人)

巨人時代の松井秀喜清原和博のMK砲も強力なコンビであった。

1997年に清原が西部から巨人に移籍してきてから、松井がFA権を行使しニューヨーク・ヤンキースに移籍する2002年まで存在した。

1998年からは高橋由伸も加え、MKT砲と呼ばれた。

 

5.MK砲(ホークス)

福岡ダイエーホークスソフトバンクホークス松中信彦小久保裕紀のコンビ。1999年の

ダイエー初リーグ制覇、2000年の2連覇に貢献。

2003年オフに小久保が巨人に無償トレードで移籍し、MK砲は解散することとなった。しかし、2006年オフにFA権を行使しホークスに復帰、2007年のシーズンから再びMK砲が復活することとなった。

 

番外編

6.野村克也&ケント・ハドリ

次に紹介するのは、福岡ソフトバンクホークスの前身である南海ホークス野村克也とケント・ハドリのコンビ。NH砲などの特定の名前は付いていない。

1962年から1967年しか日本球界にいなかったハドリだが、野村克也と6年間で70本のアベック本塁打を放つ。これは西武のAK砲の62本を超える、歴代3位の記録である。

 

7.タフィ・ローズ&中村紀洋

最後に紹介するのは、近鉄バファローズのタフィ・ローズ中村紀洋のコンビ。2人は2001ねんのいてまえ打線の最後のリーグ優勝に貢献した。

2001年シーズンにローズは55本、中村紀洋は46本、計101本の本塁打を放つが、同一球団での2人で100本塁打以上というのは、このコンビが唯一である。

 

以上がプロ野球の歴史における有名なコンビである。今シーズンでも、阪神の大山と佐藤など楽しみな大砲コンビが多い。どうなるか目が離せない。

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