たかのプロ野球雑談記

野球が好きな大学生です。野球メインでたまに漫画の話もします。

2回のボビー・マジック(変装)

334や白い霧事件などで知られる、2005年日本シリーズ。日本一に輝いたのは千葉ロッテマリーンズで、チームを率いたのは「ボビーマジック」の采配で有名なボビー・バレンタイン監督でした。

 

そんなバレンタイン監督は、実はメジャーでも監督を務めたことのある人物です。

今回紹介するのはそんなバレンタインさんのMLB監督時代の面白いエピソード、「バレンタイン変装事件」です。

 

1999年6月9日のブルージェイズ戦、ニューヨーク・メッツのバレンタイン監督は延長12回に審判から退場を宣告されてしまいます。盗塁を刺すためにベースから離れて捕球した捕手のプレーが、妨害行為だと判断された事に激しく抗議した為でした。

それでも、バレンタイン監督はアイブラックで作った口髭とサングラスで変装し、ベンチに戻ってきます。延長14回にメッツはサヨナラで勝利し、バレンタインもチームの歓喜の輪に加わりました。

 

この時の変装の様子は動画に収められており、バラエティ番組などで度々取り上げられています。

 

試合後に記者から変装のことを尋ねられたバレンタイン監督は「自分に似ていない誰かがベンチにいたんだろう」と答えたといいます(笑)

 

ちなみに、この事件によってバレンタイン監督は2試合の出場停止と5000ドルの罰金を課されました。

 

実はバレンタイン監督が変装で試合に潜入しようとしたのは、これが初めてではありませんでした。レンジャーズの監督だった1989年に出場停止処分を受けた際、バレンタイン監督はレフトスタンドから試合を観戦すべく、観客席に忍び込もうとします。

この際の格好は、黒髪をパウダーで白くし、口髭をつけ、帽子を被りTシャツを着るというものでした。しかしながら、この時は球場に入ってすぐファンに見つかってしまい、席まで行くことができなかったといいます。

 

そんなお茶目なバレンタイン監督でした。

 

 

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