たかのプロ野球雑談記

野球が好きな大学生です。野球メインでたまに漫画の話もします。

全ての野手の憧れ〜トリプルスリー(平成後半)〜

「トリプルスリー」それは、打率.300、30本塁打、30盗塁以上の成績を残すことで、80年の球史の中でも達成した選手は10人しかいない。今回はその中でも、平成の打者に限定して今回は前半3人を紹介する。

 

4.松井稼頭央(2002年、西武ライオンズ)

打率.332、36本、33盗塁

 

まず紹介するのは、スイッチヒッター唯一のトリプルスリー達成者、松井稼頭央。歴代最強の遊撃手といっても過言では無い。俊足、巧打、長打、強肩、好守を持つ、いわゆる5ツールプレイヤーで、内野手初のメジャーリーガー。

現在は西部の二軍監督を務め、辻発彦監督の次の監督の最有力候補とされる。

 

高校はPL学園でピッチャーとして活躍した。1993年ドラフトで西武から野手として指名され、3位で入団。

西武時代は主に一番打者として活躍し、1997年から3年連続で盗塁王に輝く。1997年のオールスターゲーム第1戦では、12球団No.1の盗塁阻止率を誇る古田敦也から4盗塁をきめ、オールスターでの新記録となる。

2003年オフにFA権を行使し、ニューヨーク・メッツに移籍する。その後、コロラド・ロッキーズヒューストン・アストロズと移籍し活躍。

2010年オフに楽天と2年契約を結び、日本球界に復帰する。キャプテンとしてチームを引っ張った2013年には、球団創設以来初のリーグ制覇、日本一に貢献する。松井本人として、西武時代を含め初の日本一であった。

2018年より、コーチ兼任選手として古巣西武に復帰した。

 

筆者としては、数年後の松井率いる西武と井口率いるロッテのメジャーリーガー監督同士の対決が楽しみだ。

 

 

5.柳田悠岐(2015年、福岡ソフトバンクホークス )

打率.363 34本 32盗塁

 

次に紹介するのは、「ミスター・フルスイング」、「ギータ」こと柳田悠岐。実はカープの大ファンで、広島経済大学時代に書いた卒業論文のタイトルは「広島カープの経済効果」。

2010年のドラフトで2位で秋山翔吾を指名するところ、会長王貞治の「(候補者の中で)誰が一番飛ばすんだ」と言う質問にスカウトが「柳田です」ため、柳田が指名された。ちなみにこの時のスカウトは選手時の応援歌が現在ホークス のチャンステーマに使われている、若井基安である。

ファーム時には王会長から「柳田のバッティングには手をつけるな」と異例の指令が出るほど期待されていた。

2015年から4年連続で出塁率長打率がトップで、2015、18年には首位打者に輝く。MVPにも2015、20年と2度選ばれている。

2019年シーズンは、4月7日のロッテ戦で三盗後に左膝を負傷。当初は全治3週間とされていたものの、実際に一軍復帰は8月にまでずれ込んだ。

2020は意味不明なホームランを連発。右手一本で打ったり、天井直撃だったりと。ぜひYouTubeで検索して欲しい。

 

 

6.山田哲人(2015、16、18年、ヤクルトスワローズ)

2015年:.329 38本 34盗塁

2016年:.304 38本 30盗塁

2018年:.315 34本 33盗塁

 

最後に紹介するのは、史上初のトリプルスリー複数回達成者、山田哲人。3度も達成されると、トリプルスリーが大したものじゃないと思われるかも知れないが、そんな事はない。トリプルスリーはプロ野球史上で10人の達成者しかいない大記録である。

 

山田哲人を語る上で欠かせないのが、2015年のシーズン記録である。この年は本塁打、盗塁数、出塁率でリーグ1位だった。さらに、打率、安打数は川端慎吾、打点は畠山和洋と、いずれもチームメイトに続いての2位だったので、山田にはプロ野球史上唯一の打者タイトル6冠の可能性があった。また、2015年にはリーグ優勝し、ホークス との日本シリーズの第3戦では日本シリーズ史上初の3打席連続本塁打を放つ。筆者はホークス ファンだが、あのシリーズの山田は脅威であった。

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